当社の100%子会社である「関西エナジーソリューションズ(ベトナム)社(以下、K-ESV)」は、本日、「ロッテベトナム社」と電気供給に関する契約を締結いたしました。
当社は、最適なエネルギーシステムの構築・運用に関するソリューション提案を通じて、省エネ・省コスト・省CO2など、
お客さまの多様なニーズにお応えする取組みを推進しておりますが、ベトナム社会主義共和国においても、太陽光発電システムによる
電気供給事業を行うため、昨年12月に、同国内にK-ESVを設立しました。
K-ESVは、当社において、エネルギー利用に関するソリューション提案を目的とした2番目の海外子会社であり、
本プロジェクトはK-ESVにおける初めての電気供給事業案件となります。
具体的には、K-ESVがロッテベトナム社の屋根に太陽光発電パネル(出力1.2MW)を設置し、発電した電気を同工場内に
供給します。ロッテベトナム社は発電された電気を20年間、消費します。
本事業の実施により、ロッテベトナム社は年間で約1,300t※1の CO2削減を見込んでおります。
なお、本事業は、環境省の「令和3年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業※2」を活用する事業であり、
ベトナム政府と日本政府の協力の下で実施されます。
関西電力グループは、中期経営計画において、ゼロカーボンへの挑戦を掲げており、従来から国内外において CO2の排出削減活動を展開しています。 その活動を通じて培った知識やノウハウを活かし、お客さまのニーズに応じた様々なサービスを提供し、 今後もゼロカーボン社会の実現に貢献してまいります。
※1:ベトナム政府公表値 CO2 排出係数(0.8458kg-CO2/kWh)を使用して算出
環境省「令和3年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」に採択された
想定温室効果ガス削減排出量は532t-CO2/年。
※2:「二国間クレジット制度(JCM: Joint Crediting Mechanism)資金支援事業のうち設備補助事業」の概要
優れた脱炭素技術等を活用し、途上国等における温室効果ガス排出量を削減する事業を実施し、
測定・報告・検証(MRV)を行う事業。
途上国等における温室効果ガスの削減とともに、JCM を通じて我が国及びパートナー国の温室効果ガスの
排出削減目標の達成に資する ことを目的とする。
優れた脱炭素技術等に対する初期投資費用の2分の1を上限として補助を行う。
以 上
【ロッテベトナム社への太陽光発電システムによる電気供給事業の概要】
◆太陽光パネルの設置容量等
太陽光パネル設置容量:1.25MW
発電電力量:約1,600MWh/年
CO2削減量:約1,300t-CO2/年
◆位置図